第15回 衛生委員会 議事録

日時 / 場所: 2025年 9月 29日(月)11:00-12:00 / M会議室
出席者:及川恒一 (医師)
    議長 … 関和久
    会社側 … 塚原宏太
    労働者側 … 小林寿啓・丸山恵里佳・山上愛・荘愷彤

前回の確認事項

特になし

労働・通勤・災害

定例報告

労働災害:0件
通勤災害:0件

長時間労働

月45時間超:0名
月80時間超:0名
(40時間超:1名・30時間超:2名・20時間超:3名)

休職者

休職者:2名
長期欠勤者:0名

職場巡視 (前回(8月度)指摘事項 → 改善・経過報告

トイレの使用状況 … あまり改善した様子は見受けられない

健康診断

特になし (実施中)

審議事項・その他

1. 産業医・保険医からの講和

産業医より:今日から始める!生活習慣病・メタボリックシンドローム予防  (PDF参照)

9月1日~9月30日は「健康増進普及月間
  - スローガン:1に運動 2に食事 しっかり禁煙 良い眠睡 ~健康寿命の延伸~

「健康寿命」とは:介護が必要になることなく、自分のことが自分でできる状態
  - 前期高齢者)の36%が脳卒中 (脳出血・くも膜下出血・脳梗塞) で介護が必要な状態になっている
    → 働く世代は生活習慣病・メタボリックシンドローム予防が重要

生活習慣病
  - 高脂血症…コレステロールが高い
  - 2型糖尿病…肥満等が原因
   (1型糖尿病自己免疫が主な原因で、生活習慣とは関係なく発症)

疾病の発生に関わる要因
  遺伝要因の場合、遺伝要因そのものを変えることはできないが、「発症するかどうか」「発症の時期や重症度」は生活習慣で大きく変わる

メタボリックシンドローム
  内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態 (動脈硬化が脳卒中や心筋梗塞に繋がる)
   → 生活習慣病の予防が重要

・運動をする時間が中々取れない人などには、10分多く歩くことが提唱されている(約1,000歩)

・塩分
  - 高血圧 → 動脈硬化
   胃がんの原因にもなる
  - 塩分をとりすぎた時はバナナなども効果的
   (バナナの取りすぎも体には良くないのでバランスよく接種した方が良い)

・喫煙と健康
  - 加熱式のたばこも発がん性物質はある

・睡眠と生活習慣病の関連
  - 睡眠時間の不足:肥満 → 生活習慣病に繋がる
  - 寝溜めは体のサイクルが崩れるので良くはない
  - 朝に日光を浴びることは体内時計を正しく動かすために効果的

・特定保健指導の活用もおすすめ:
  メタボリックシンドロームに着目した保健指導

2. 報告・協議事項

(1) 残業・休職状況について
残業
・全体的には減少している
・深夜シフトであることが理由で、深夜勤務が発生している従業員が2名いる
 (営業部では把握済み)

休職者:2名

(2) ストレスチェック
・ストレスチェックを受けて、産業医の面談を希望する人は面談を受けられる
  - 高ストレスと判断された場合、申請フォームが出てくる
  - 対面でもそれ以外でも面談ができる

・高ストレスの結果がでなくても本人がストレスを感じているという場合もあるので、その場合も希望者は産業医と面談ができる

・どこの範囲の人までが結果を見ることができるのか?
  → 退職の防止などに繋がるのではないか
  → 現状では、2名しか見られない想定
  → 今後運用を考える

・ストレスチェックも個人情報
 みんなの前で個人名を出して共有することはするべきではないが、高ストレス者の割合や傾向などを共有することは問題ない

【決定事項】
・ストレスチェック実施後、結果を産業医に報告する
・ストレスチェックの結果をどのように活用するか等、今後の運用方法を考える

【要処置事項】
(2) ストレスチェック
・ストレスチェック実施後、結果を産業医に報告する
・ストレスチェックの結果をどのように活用するか等、今後の運用方法を考える

次回の開催について

【次回の議題】
● ストレスチェック
  実施した結果を共有する

【次回の開催日程】
10月27日 (月) 14時~

産業医コメント 産業医:及川恒一